2010/04/16

泣いた赤鬼

大好きな絵本の一つです。




ストーリー(注意:ほぼ全部のせてます)



心の優しい赤鬼さんは山の中で一人でくらしていました。

彼は人間を困らせるどころか、人間となかよくなりたいと常々思っています。

でも、人間は彼をみると逃げて行ってしまいます。

落ち込んでいる彼のところに親友の青鬼君がやってきます。

落ち込んでいる理由を聞いて青鬼君はある作戦をおもいつきます。

青鬼君が村へ行ってひと暴れしているところへ赤鬼さんがやってきて青鬼君をやっつける。

という作戦です。

赤鬼さんは躊躇しますが、青鬼君の熱心な誘いでその作戦を実行することになりました。

結果は大成功。

青鬼君の言ったとおり、村人たちはすっかり赤鬼さんに心を開いて

毎日赤鬼さんの住まいへ遊びに来てくれるようになりました。

もう赤鬼さんはちっともさみしくありません。

そんなある日、赤鬼さんはあれ以来青鬼君が遊びに来ないので

久しぶりに青鬼君のところに出かけて行きました。

青鬼君は旅に出ていて留守でした。

青鬼君の家の戸には赤鬼さんに宛てた手紙が貼られていました。

その手紙には青鬼君が旅に出た理由と赤鬼さんへの深い優しさがつづられていました。

赤鬼さんはその手紙を二度も三度も読み、しくしくと涙を流して泣きました。

・・・・・

私も読んでいて、いつも青鬼君の手紙のところでうるっときます。



意外と大人でも知らない人が多いです。

本屋さんや図書室に行っても、置いてない時もあります。



読み聞かせで読むときはリミットの10分を超えてしまうので、ところどころ端折って読みます。



最後の青鬼君の手紙まで子ども達の集中力がつづくかどきどきします。

長いのに、子ども達も最後まで熱心にきいてくれると、ほっとします。

私同様に先生も最後にはじーんとしてるようです。





キャロル・キングの「きみの友達(You've got a friend)」を思い出します。



















7 件のコメント:

justitia さんのコメント...

この話、僕も大好きです。

子供達の国語の教科書にも載っていました。



親友のために敢えて自分を犠牲にする。

青鬼君、なんていい奴なんだ!

大勢の友人よりもかけがえのない親友の方が

どれだけ大事なのかを教えてくれますね。



「You've got a friend」も大好きです。名曲ですよね。

ジェームス・テイラーやロバータ・フラック

平井堅なんかもカバーしてましたね。

ecell さんのコメント...

いつも楽しんで拝見しています。

きっと、tiotioさんが感動したから聞き手も感動するのでしょうね。読んでいるうちに涙声になるってことありませんか?

tiotio さんのコメント...

justitiaさん

こんにちは!

いいお話ですよね。そうですか、教科書に載ってる学校もあるんですね。それも納得。

「大勢の友人よりもかげがえのない親友」

なるほど。そこを読み取らないといけないのか。

と、今更気付きました。^^



ecellさn

こんにちは!

こちらこそ、いつも読み応えのあるブログ楽しみに拝見してます。^^

涙声にならないようにするのが大変です。

読んでる側が感情移入しすぎちゃうと、聞いてる方は冷めちゃったりしますからね。

できるだけあっさり、しかも丁寧に読むよう、心がけています。

ガバチャ さんのコメント...

以前読んだことがあったような。

続き読みたくなりましたね。

最近年の数だけ涙が出るようになって難儀してまーす(^^ゞ

キャロル・キングのYou've got a friendも良いですね。

うんうん。

体調が良くなってきたぞ。

tiotio さんのコメント...

ガバチャさん、こんにちは!

このお話、実は、続きも何も、that's all なんです。

赤鬼君がしくしく泣いておわり・・・。なんです。

でも、青鬼君のお手紙を、是非読んでいただきたいです。

ネットでも全文のってるかも〜

では、お大事に〜 ^^

V-Nori さんのコメント...

tiotioさんお久しぶりです。



泣いた赤鬼、良いお話ですよね。

かなり昔、朗読のお仕事でこの本を読みました。

確かに、かなり感情移入してしまう本です(ウンウン)

我が家の本棚にもある素敵な本です。

tiotio さんのコメント...

V-noriさんへ

大人になってから読んで、尚良し!ですよね〜

読んだ人によって若干感想が違うのもおもしろいです。

先輩は、青鬼君はひどい!と言ってました。

確かにそういう見方もあるなあ。

V-noriさん、絵本色々揃えてますね〜

すばらしい。