2010/04/29

土佐弁ミュージカル2010

今年も行ってきました。



土佐弁ミュージカル2010 by GENKI青年会


在高知県外国人の方によるオール土佐弁のミュージカル




毎回オリジナルの脚本で楽しませていただいています。



昨年は高知県が誇る植物学者 牧野富太郎博士を主人公に据えた

ジャックと豆の木ならぬ、「牧野と豆の木」


今年は「よさこい節」の一番に歌われる悲恋をベースに「かんざしファンタジー」



※〜よさこい節〜 一番とは・・・

土佐の高知のはりまや橋で

坊さん「かんざし」買うを見た

よさこいよさこい



これは、竹林寺のお坊さん 純信と、町娘 お馬の恋愛が発覚したことを歌ったものです。

二人はいたたまれなくなり駆け落ちしますが、捕らえられ、仲は引き裂かれてしまいます。



「よさこい」とは、「夜さ来い」つまり

「夜に来たら、二人の逢い引きがみられるぞ」という意味ではないかと言われています。



どっこい



それは、GENKI青年会の皆さんがすっかりコメディー仕立てのミュージカルにしちゃってます。



禁断の愛に悩む二人は、占い師に

「はりまや橋で ”ファンタジーかんざし” を買い、愛を誓うと恋愛が成就する」

と言われ、その通りにかんざしを買います。

ところが、愛を誓い合う前にかんざしをはりまや橋から川に落としてしまいます。

二人は、かんざしを探すために川に飛び込み、

二人の後をつけていた岡っ引き達も川に飛び込みます。



なんと、川の中には別世界が開けていて、そこはファンタジーの世界なんです。

三匹の子豚あり、シンデレラ姫あり、オオカミ男あり、赤ずきんちゃんあり。

なんでもあり。





赤ずきんちゃんが何か叫びながら舞台に飛び出てきたときは「なんの恐竜?」

と思っちまったよ。

だってこの方、か〜な〜り〜デカイ方なんです。

遠近狂うくらい迫力満点でした。

赤ずきんちゃんだと悟ったときは、ドギモを抜かれました。

制作者の意図にまんまとハマってしまった。


三匹が超かわいかった〜




「金の斧、銀の斧」ならぬ「金のかんざし、銀のかんざし」の神様
・・・なんかスゴかった。


おもろかったわ〜



私の中でMVPをあげたい人がいます。

それは、王子様。

彼は舞踏会で出会ったシンデレラを探し続けるんですが、何しろ超視力が悪くて、

出会う女性をみんなシンデレラと勘違いして、片っ端から

「おおー僕のかわいいプッチンプリンちゃん」

なんていいながら、腰をふりふり迫ってしまうというド変態。

彼が舞台に登場する度に会場は笑いの渦につつまれます。

グッジョブでした。



最後はハッピーエンドで大団円



今回も楽しい夜をありがとうございました〜♪^^



鑑賞は無料ですが、帰りに募金をして帰りました。

この募金は海外留学をする高知県内の中高生の資金に充てられるとのことです。



2010/04/18

汗血千里駒(かんけつせんりのこま)























坂本龍馬を主人公に描いた最初の小説です。



著者は坂崎紫瀾(さかざき しらん)。



NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、大成功を収めた岩崎弥太郎に龍馬のことを聞き出すべく

取材をつづける新聞記者が折々に出てきます。あの人です。








































明治16年の1月から高知の土陽新聞に掲載され始め、大評判をとったものだそうです。

掲載は同年の3月30日まで続きましたが、ここで坂崎が先に書いた作品の表現のために不敬罪で入獄し中断となります。

けれども6月末に出獄するや否や7月10日から再び掲載を始め、同年9月27日に完結したものだそうです。



連載中に早くも京都で前編が発売されます。続いて大阪や東京でもそれぞれ発売され、その人気の高さを表しています。



中身は、当時の文体に法っているようです。







































はてさて、読めるかな。



まあ、がんばります。





先日、高知県立文学館に行った時ショップで販売されているのをみつけ、

買っちゃいました。

仕事中でしたが、最後の一冊だったので・・・つい。ははは



自由民権運動へつながるような描かれ方のようです。



めっちゃ面白そうなんです。



誰か、現代語訳して。



2010/04/16

泣いた赤鬼

大好きな絵本の一つです。




ストーリー(注意:ほぼ全部のせてます)



心の優しい赤鬼さんは山の中で一人でくらしていました。

彼は人間を困らせるどころか、人間となかよくなりたいと常々思っています。

でも、人間は彼をみると逃げて行ってしまいます。

落ち込んでいる彼のところに親友の青鬼君がやってきます。

落ち込んでいる理由を聞いて青鬼君はある作戦をおもいつきます。

青鬼君が村へ行ってひと暴れしているところへ赤鬼さんがやってきて青鬼君をやっつける。

という作戦です。

赤鬼さんは躊躇しますが、青鬼君の熱心な誘いでその作戦を実行することになりました。

結果は大成功。

青鬼君の言ったとおり、村人たちはすっかり赤鬼さんに心を開いて

毎日赤鬼さんの住まいへ遊びに来てくれるようになりました。

もう赤鬼さんはちっともさみしくありません。

そんなある日、赤鬼さんはあれ以来青鬼君が遊びに来ないので

久しぶりに青鬼君のところに出かけて行きました。

青鬼君は旅に出ていて留守でした。

青鬼君の家の戸には赤鬼さんに宛てた手紙が貼られていました。

その手紙には青鬼君が旅に出た理由と赤鬼さんへの深い優しさがつづられていました。

赤鬼さんはその手紙を二度も三度も読み、しくしくと涙を流して泣きました。

・・・・・

私も読んでいて、いつも青鬼君の手紙のところでうるっときます。



意外と大人でも知らない人が多いです。

本屋さんや図書室に行っても、置いてない時もあります。



読み聞かせで読むときはリミットの10分を超えてしまうので、ところどころ端折って読みます。



最後の青鬼君の手紙まで子ども達の集中力がつづくかどきどきします。

長いのに、子ども達も最後まで熱心にきいてくれると、ほっとします。

私同様に先生も最後にはじーんとしてるようです。





キャロル・キングの「きみの友達(You've got a friend)」を思い出します。



















2010/04/11

ペーパードライバー講習

3月から業務内容が少し変わりました。

今のところでは、業務で車を利用するとき、基本的に職場の車を使います。



そして、その車はMT車です。



ひえ〜〜



つまりマニュアル車です。

私の場合、マイカーはAT車、つまりオートマチック車です。

マニュアル車に関しては免許を取得して以来ペーパードライバー同然の私。

仕事で銀行に行く時や、書類を届けに行くとき、しれ〜っとマイカーで行ってました。





けれども上司(男)から「tiotioさん、そろそろ職場の車にも慣れてよね〜」と

いわれているような暗黙の圧力をひしひしと感じつつある今日この頃



意を決して市内の自動車学校「高知中央自動車学校」へ電話して「ペーパードライバー講習」をうけることにしました。

ラッキーなことに現在春のキャンペーン中で初回(1時間)無料とのことでした。

電話で相談すると、私程度なら「たぶん1時間で運転できるようになるから、無料でいけますよ。」

とのこと。





今日、行ってきました。



MT車に慣れている人には笑っちゃう事かもしれませんが、最初半泣きでした。



ここで話が逸れますが、車の免許を私は自動車学校ではなく、免許センターでとりました。

理由は、ケチだから・・・かな。先に免許をとった後輩に格安でとれると誘われたから。

普段はフリーランスの先生に免許センターのコースで教えてもらって、

上手になってきたら免許センターに申し込んで試験をしてもらうのです。

みなさん、免許センターの試験官は、基本機嫌が悪い上に、超きびしいんです。

あれは警察官なんだろうか。

はい。仮免7回受けました。

まあ、そういう厳しい状況で免許をとったので、自分ではMTだろうがなんだろうが、

すぐに勘をとりもどせる!となめてました。



先生も、「普段から車に乗りゆうがやろ、じゃあ早速いこか、はい、エンジンかけて、スタートして」

と、



「えーと、クラッチって踏んどくんでしたっけ?」

「真ん中はブレーキですか?アクセルですか?」

「今、ロウですよね?」



私の質問に一瞬だまってしまったこの道33年の彼。



出発して最初コースを走ってると、全くの初心者とは違って、何しろ普段乗りなれてるので、

早さに恐れはなく、すぐにスピードが上がりすぎてしまいます。



先生「はやいはやいはやい!!」



私「あ、はい」と言ってブレーキ。



そして、車停止。



先生「あのね、ギアチェンジするときはクラッチをぐっと踏んでね、・・・説明」



私「なるほどなるほど」



先生「じゃあ、エンストしてるから、またエンジンかけて」



私「え?いつの間にエンスト??」



先生「さっきブレーキ踏んだ時、クラッチ済むの遅かったき」



私「ほほー」



先生「あ、今トップに入ってるからロウにせないかんよ」



私「おお!あぶないあぶない。」とロウにいれて、エンジンスタート。





先生「次は坂道発進してみるよ。MT車では安全のためにこれはとても大事やきね。」



私「は・・・い。実は坂道発進一番苦手なんです。。。」



先生「じゃあ、なおさら練習しようか。」



先生「はーい、ここらへんで車止めて、ハンドブレーキもね」



私「はい。」と車止める



先生「はい、エンジンかけて」



私「え?」



先生「今エンストしたから」



私「いつの間に?」



先生「だからね、・・・説明・・・」





と、こんなことを繰り返しながら、30分くらいコースで練習したところで



先生「よっしゃ、外行くよ。」



私「そとって?公道ってことですか?????」



先生「コースから出るからそこのカーブ、左に指示器出して」



私「先生!!そんな!!!無理です!!!」



先生「いや、行ける行ける。」(←けっこう前向き。)



先生「ゆっくりやで、ゆっくり。スピード出されんで。」







カーブや信号近くにさしかかると、先生がなにを説明してても頭の中は



「ブレーキ、クラッチ、セカン、クラッチ、サード」

とか

「ブレーキ、クラッチ、停車、ロウ、」



とか、頭がいっぱいになってしまうので、





私「先生、ちょっと後で聞きます!今それどころじゃない!」



などと叫びながら、こんな調子で先生と30分ほどドライブし、コースにもどって終了しました。





帰りには、運転って楽しい!な〜んてルンルンする余裕もできました。



今週は、職場でも近場からチャレンジしてみようかな。





帰宅すると、普段使わない左足がクラッチで筋肉痛になっていました。





2010/04/05

高知城 花回廊2010


二年前にも同じイベントに行き、ブログで報告しました。

年々ちょっとづつ進化しているようです。

今年も行ってきました。


今年は来場者の数が半端ではなかったです。

「龍馬伝」効果で、高知へお越しの方、めっちゃ多いです。

その方達がついでに足を運んで下さいますので、すんごい盛り上がりでした。



高知城花回廊とは、灯りと花と和のアトラクションで高知城を楽しむイベントです。

昼間のイベントもありますが、メインは六時以降の夜です。



いいかんじで黄昏れてきました。




















所々になんとか流の生け花やフラワーアレンジメントが飾られ、ライトアップされています。












































色んなオブジェであちらこちらが飾られています。

























二の丸では、邦楽が演奏されていて、来場者にはお茶と和菓子のお接待があります。



この二の丸は、江戸時代は城主とその家族のレジデンス、つまり住居がありました。

お付きの人とかもいて、沢山のお部屋があったそうです。

今はその面影も無い、広場です。























順路通りに梅の段を過ぎてお城の裏へまわっていくと、ここにも色々な飾りと工夫でお城が飾られています。

きれいでした。







この大高坂山に11年をかけて高知城と城下町を作った、当の山内一豊さんの銅像の周りは

どうなってるかな?と、お城を後にする前に一豊像を覗いてみました。

・・・















しーん。



追手門の中や千代さんの銅像周辺は、あんなにごったがえしてるのに・・・

ここは人っこ一人いませんでした。



は、ははは・・・


まあ、この銅像目立たない所にあるからね〜。


あー、高知城 良いわ〜












2010/04/03

難解な質問14

「おらんだのって、何やったっけ?」

後部座席からの突然の質問に先輩と私はまたもや一瞬固まってしまいました。

何やった?って・・・・

「カタカナのタに点々やけど・・・」

おそるおそる答えてみました。

ひとみちゃん「多分、ポチャオ君が聞いてるんは漢字の方やと思うで。」

ポチャオ君「そう。」



じゃあ、最初からそういう説明付きで質問してんかー!!!