2010/06/14

直島

香川県の直島は、ベネッセが何年か前から本格的にすすめているアートプロジェクトで有名です。

それはどんどん発展して今年は7月19日から瀬戸内国際芸術祭2010が開催されます。



それが始まっちゃうと込むかも・・・というわけで昨日チラッと行ってきました。



兵庫県西宮市に住んでいる友人と岡山県の宇野港で待ち合わせることにしました。



行く前にかなり綿密に計画して、少しも狂いがないようにタイムスケジュールを立てました。

既に何回か行ってる「通」の友達のアドバイスも参考にしつつ。

うん、完璧かつ奇抜な計画です。私ってすごい!

計画の段階で既に悦に入ってしまった。



しかーし、西宮から宇野港(JR宇野駅)まで来ようと思ったら乗り継ぎも多いし、ま、そういうことあるよね。

手刀を切りながら遅刻を平謝りしながら現れた友人。

出だしで、「ま、いっか。とにかく地中美術館と家プロジェクトの南寺だけ行けたら今日は合格としよう。」

という方向性に一気に方向転換し、気楽に直島に到着しました。はははは〜



「地中美術館をはずしたら、何のために行ったんかわからんようになってまうから、ここは絶対!」

という「通」のお達しに従ってまずはその地中美術館に行きました。



入館料2000円。

ん?高くね?



高知県立美術館は特別展は企画によりますが、通常350円(18才以下無料)です。



ま、15才以下無料なので同行のポチャオ君はタダ。許しましょう。


約1時間半後に出てきたときは、2000円でも安いかも。と思えるくらいの満足感がありました。

ほんとに、すごい。



美術館って、展示のイメージでしたが、ここは、「体験する」に近い感覚でした。

安藤忠雄さんの建築もその発想と完璧な計算に感心しながら歩き進むのですが、

何と言ってもジェイムズ・タレルさんの光の効果を存分の利用した色んな部屋がすごかったです。

ほんとに。



絵を展示してる部屋が一つだけあります。

気になったのは、そのクロード・モネの原画が間接照明的とはいえ、自然光で展示され続けているということです。いくらエアタイトのケースに入っているとはいえ、自然光って・・・大丈夫なんだろうか。



スタッフは大抵みなさん英語もOKのようでした。流石は外国人の観光客も後を絶たない直島ですね。



そのスタッフのみなさん、白を基調とした上下ウェアを着ています。

普通、美術館のスタッフって黒っぽい服ですよね。

その白い装束が、建物の雰囲気にピッタリなんですが・・・

なんだか・・・mental hospital に自分が来てしまったような、そんな雰囲気がなくもなかったです。

館から出てからそれを先輩と友人に言ったら相当笑ってました。



まあ、何はともあれ、2000円は高くない。いや、もう一回行きたい。





さ、帰りのフェリーの時間もあるので次の目的地、本村エリアの家プロジェクトへ急がねば。


ここの目的は「南寺」と「はいしゃ」です。



他にもいくつか行きましたが、これから直島に行かれる皆さん!「南寺」ははずせません!!!!

ここもジェームズ・タレルさんと安藤忠雄さんの作品です。

例の如く、光の視覚効果を体験する内容になっています。

ほんとに不思議体験でした。



ここはですね、人数制限があり、15分間隔で入館します。ですので、入館希望者が集中した場合は整理券が先に必要になりますので。

ちなみに「通」の友人は設計士でもありますが、一番楽しみにしていた南寺を見られず大層悔しい思いをしたことがあるそうです。



「はいしゃ」は遊び心満載で、ポップでとっても楽しいお家です。大竹伸郎さんというアーティストの作品です。一発でファンになっちゃいました。



随所に草間彌生さんのドット柄のカボチャがあり、きっと細かく探索したらもっとエキサイティングな島だと思います。



またね、島の人が素晴らしいんです。

私が家プロジェクトの通しチケットを買おうと思って、販売所のマップを片手に立ち尽くしてたら、

「ん?家プロジェクト?」と言って、おじさんが歩いて販売所へ連れて行ってくれて、「3:30から南寺が始まるからまずそれ行った方がいいよ。連れて行ってあげよ。」といって、行きがけにある色んなおうちや町並みも解説しながら南寺へいざなってくれました。更に、3:30まで南寺に入るのを待つ数分の間にも、「家プロジェクトは4:30までやから、次はここ行ってあそこ行ってそれからこう行ったら良いと思う。」などとアドバイスしてくれました。

「あの、ボランティアガイドの方ですか?」と聞くと「いやいや、近所のもんよ」とさも当たり前の事をした風にじゃあねってさらっと立ち去って行きました。



島の人にも浸透してますね。

すばらしい。



15才になる前にひとみちゃんも連れてきてあげたいわ。





7 件のコメント:

tiotio さんのコメント...

V-noriさん

こんにちは〜!

直島はおすすめですよ〜、一泊とかで行ったらゆったり過ごせそう。

V-noriさんと一緒に行ったらおもろそう。^^

V-Nori さんのコメント...

tiotioさん



おもしろそうなところですね。



次回行くときはご一報ください。tiotioツアーに参加したいですわ(^^)

綿密なスケジューリングよろしくです!

tiotio さんのコメント...

namonamoさん

行ったで〜!

宇野港で友達待ってる間にあーたに電話したらイチロー似の旦那さんが髪切りに行ってるって言ってた。

そもそも約10年位前にあーたに直島のこと教えてもらったんやけど。お先に〜^^

子どもね〜そうやね、私の目線では10才・・せめて8才くらいまでは難しいかも。そういえば子ども連れとか見なかったな。ポチャオ君くらいの子どもでさえ他には見なかったなあ。



ナルナル89さん

海辺に佇むドデかぼちゃは遠くからも目立つので丘の上から見つけたときは嬉しいです。楽しい島でしたよ。岡山県の宇野港からはフェリーで20分。ナルナル89さんも行ってちょ。^^

namonamo さんのコメント...

行ったんですね〜!直島!

行きたい行きたいと思いながら、まだ行った事ありません!

近いのに!

果たして、4歳児2歳児を連れて行って楽しめるのだろうか?と躊躇しております。

どうでしょうか?

ナルナル89 さんのコメント...

こんばんは。草間弥生さんのカボチャを週刊誌のグラビアで見た事が有ります。美術館で展示するよりも屋外展示の方が絶対合ってますね(笑)そうかぁ〜、直島やったンやなぁ…行きたいですなぁ〜。

tiotio さんのコメント...

Leaf.さん、こんにちは!



この美術館は見応えアリですよ。

是非行ってちょんまげ!あと南寺もね。



そうか、あれはTAKEO KIKUCHIなのか。なるほど。

色んな質問にもきちんと答えてくれるし、きっとあの人達は選りすぐりのスタッフなんだろう。そのクールな感じが余計に隔離された施設の精神科医って雰囲気でした。



そんなこんなも演出された効果かも。効果抜群。

Leaf. さんのコメント...

こんにちは〜

こんなステキな美術館があったなんて。

紹介してくださってありがとうございます。いつか、きっと行きたいと思います!!夏休みを避けて・・・



さっそくHP見に行ってきましたが、白装束、「TAKEO KIKUCHI 」ですって!気合はいってますねぇ。