軽わざ師のそうべえが綱から落ちてあの世へ行くんですが、
仲間達と楽しく懲りずに地獄の数々の拷問をくぐりぬけ、
しまいにはえんま大王もギャフンの展開です。
ただただ面白いです。
だって、元ネタが上方落語だから。
全編関西弁です。声に出してまくしたてるように読んでいると、
こっちもノリノリになってきます。
特に人を呑み込む鬼をやっつけるくだりはサイコーです。
読み聞かせのとき、教室は爆笑の渦です。
こっちもノリノリ、そっもノリノリ
会場はもう、熱気ムンムンですよ。
この間は、担任の先生に帰り際にきかれちゃいましたよ。
「おかあさん、なんでそんなに関西弁がうまいんですか???」
「和歌山出身ですから!!」(内心力こぶ)
この『じごくのそうべえ』は人気のある絵本なので、
読み聞かせで読まれる機会も多いようです。
それを承知の上で、
読んだクラスがわが子のクラスだったりすると、夜に
「ね、お母さんの『じごくのそうべえ』どうやった?」
「おもしろかったで。」
「うけてたでなー」
「うん、みんな笑ってたで」
「今まできいた『じごくのそうべえ』の中で一番じょうずに読んでたと思えへん?」
(鼻ふくらみ気味)
「あー、うん、そうかもね」
(よっしゃあ!!○○くんのお父さんに勝ったうぉぉぉ〜!)
と、私の「十八番」の本なのです。
この、はちゃめちゃなストーリーを盛り上げるそのイラストがまた
いきいきとしていて、躍動感が合って、大胆かつ細かい描写でいいんですよ。
その絵を描いた人は田島征彦さんです。
高知県ゆかりの方なので、読んだ後は必ずそれも言います。
すると、子ども達も感激倍増!を狙っている。
高知 四六四九ぅ!
田島征彦さんは同じく絵本作家の田島征三さんと双子の兄弟です。
お二人は、子ども時代をお父さんの実家のある高知県で過ごされたそうです。
このことは、田島征三さんが子ども時代のことを書いたエッセイ
「絵の中のぼくの村」が映画化されて、ベルリン映画祭で銀熊賞をとったので、
映画好きの方はご存知かもしれません。
高知県で撮影されたにもかかわらず、高知の人でも知らない方が多いです。
9 件のコメント:
うちも大好きです!
毎晩寝る前に読んでいたので、
息子ほとんど覚えてます。
ということは、毎晩あのノリです(^^;;;
お話にも絵にも躍動感があって
絵本ってほんとにおもしろい!と思える作品!
tiotioさんの読み聞かせ、聞きに行きたいです〜。
「だいふくもち」今度読んでみます。
あと、続編でそうべえがごくらくへ行ったり、
再びじごくへ行ったりしますが、
やっぱりこの一番最初のがおもしろいです。
しらすのなかむらさんへ
コメントありがとうございまーす!
そうですねえ、土佐弁は関西弁系のイントネーションです。
岡山とかの人が、「土佐弁って関西弁に似てる」と言ってるのを聞いたことがことがあります。
ただ、じごくのそうべえにでてくる、あのコテコテの噺家風関西弁は、ぜんぜん土佐弁とは違いますね。
ところで、その「だいふくもち」はなかなかおもしろそうで気になりました。次回読み聞かせに、いただき!
紀州の語り部さんへ
いいですねー。語り部キッズもお父さんの(?)ノリノリ読み聞かせをたのしんでいるのね きっと。
うちにもありますよ。娘がもってます。
高知のコトバのイントネーションは、関西ではないのですか?
田島征三さんの絵本で、「だいふくもち」というのがあって、
地獄のそうべえが、こてこて大阪弁なように、
高知弁で、アジがあるんです。
関西イントネーションでいいのかなと思っていましたが、
ちがうのかな〜?
一度、本場の高知弁できてみたいです。
よろこぶでー。
「もっかい読んで」コールが湧き上がること間違いナシ!
そんなにおもしろいんだー。
早速、図書館に借りに行ってくるわ。
息子喜びそう(●^^●)
またおもしろい本紹介してね!
くすだまさん
コメントありがとうございますー。
ですよね、あれは、子どものリクエスト回数多いですよね。
ストーリーも、さんざん盛り上がっといて
最後のオチがまさにオチってかんじで面白いんですよね。
続編が何冊が出てることは知ってましたが、
なぜか、まゆつばなかんじで、
まだ読んだことありませんでした。
そうですか、やっぱり「じごくのそうべえ」がナンバーワンですか。それを知ってしまうと安心して続編も今度読めます。(妙に期待をせずに読めるから←変な安心感)
早速、図書館で借りて読みました〜。
娘は、「知ってるよ〜その本、学校で読んだもん」って。
息子に読んだら、興味津々でした。
でも、あの本を上手に読み聞かせするとは、tiotioさんかなり読み込んでいますね〜。
読み聞かせするには、とっても難しい本だと思いました!
昨日、モチモチの木を息子に読んだ後に、
「ママがお腹痛い〜って言ったらどうする、この子みたいにママのために夜の道をおばあちゃん家まで行ける?」
って聞いたら、にやにやしながら「うん」と言っていました。
夜にお化けが怖くてひとりでトイレいけないのに・・・。
子供は、その物語の世界に入れるほど純粋だから可愛いよね♪
やっぱり。高学年になると、ほとんどの子が一度は読んでるんですねー。
私は読んでるうちに、なりきっちゃいます。
誰に?もちろん米朝師匠に。高座にあがっている気分になってしまうんですよ。
なにしろ、「おはこ」ですから。ほほほ。
モチモチの木!なつかしいー。
やっぱ、お母さんが大好きなんですねー。かーわい〜。
あー、モチモチの木の実で作ったお餅を食べたい!
そういえば、私が子どものときって、モチモチの木は教科書の定番だったけど、うちの子の教科書には載ってなかったな。
よし、これも読みきかせに使えるわ!
ありがとう!!
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