ひとみちゃんは一足さきに一級になっており、
ふたりの昇級審査はしばらくありません。
15才になったらまた白帯からスタートだそうです。
なんだか寂しいです。
審査のときのあのはりつめた緊張感がたまらないのです。
審査は、技を主にみてもらいます。
審査してもらう人は「とり」です。
その相手として技をかけられる人「うけ」をしてくれる人も審査には必要です。
この、「うけ」の人が上手だと、「とり」も上手に見えます。
ですので、「うけ」を誰にしてもらうかは結構重要ポイントです。
ひとみちゃんとポチャオ君の通っているコースは小学生しか来ていないので、
最上級生のひとみちゃんは先生(女性)が「うけ」をしてくれることが多いです。
ラッキーです。
で、ひとみちゃんは先生と稽古することが多いので
二人は息がピッタリなのです。
ひとみちゃん言わくふたりは「合氣してる」らしい。
技をしてて「合氣する」となんともいえない快感なんだそうです。
確かに、この二人の演武を観ていると、
つくづく、合気道は美しい。と思います。
感動すらします。
で、ポチャオ君ですが、
1年ほど前、ずま君という子の一級審査の「うけ」をさせてもらいました。
ずま君はポチャオ君より一つ下ですが、ふたりよりも早く道場に通い始めた子で、
ひとみちゃんとポチャオ君、ふたりともずっと目標としている子です。
(余談ですが、このずま君がまた人物なんですよ。
なんてったって、一年生のときに、道場の先生が
「ずま君にとって立派なひととはどんな人ですか」
と聞いたときの答えが
「不動心をもった人」ですよ。)
そのずま君の「うけ」に指名されることは名誉なことなのです。
その審査のときは、ずま君が師範のいう高度な技を次々と汗を滲ませながらしますが、
観ていた私は、「ひえーーーそんな技ポチャオ君は知ってるんかなあ。ちゃんとうけできるんかなあ」
とひやひやしながらみていました。
が、真剣な二人の技を観ていて、もう、もう、感動して、
審査が終わったときには、涙をこらえることができませんでした。
師範の瞳もうるうるでしたね。
ちなみに、後でポチャオ君に
「あんた、あんな難しい技よくついていけたなあ」ときいたところ、
「ずま君すごく氣が出てたから、ボクも迷わんかった」
ということでした。
なんか、そういうことらしいです。
ひとみちゃんとポチャオ君の昇級審査はしばらくないけれど、
「うけ」でまたあの緊張感を味わわせてね〜。
↑ポチャオ君、秋の演武会で大学生のお兄さんが「うけ」をしてくれました。
↑先生にいつも「うけ」をしてもらうラッキーなひとみちゃん。秋の演武会。
3 件のコメント:
不動心をもった人!!すごいですね、ずま君。
ひとみちゃんもポチャオ君も「氣」を体得してるのがスゴイ。
ずま君の氣を感じ取れるポチャオ君、やるな!!
ついつい先輩も氣が感じられるのかも・・・とtiotioさんのアウェイぶりを想像・・。
あつかましいお願いで恐れ入りますが
ずま君の「ツメのあか」をご送付頂けないでしょうか。
うちのアホ息子に煎じて飲ませたいと思います。
もし、無理ならポチャオ君かひとみちゃんのものでも結構です。
しかし、羨ましいなぁ。
格技を習うと精神も鍛えられますよね。
僕は、柔道か剣道か空手か、息子には格技を習わせたかったのです。
息子は、2年連続骨折したので習わせるのをあきらました。
その変わり、奴は習字と算盤は得意です。
justiaさま
ずま君のツメのあかをご希望とのことですが、只今在庫切れのため、ご要望にはそいかねます。次回入荷のめどはたっておりません。私もほしいところです。
ひとみちゃんとポチャオ君のツメのあかは事前に特別な予防接種を受けた方にしか、お分けできません。なにしろ新種のバイ菌が生息している可能性が高ですので。
justiaさんの「息子」シリーズによりますと、「息子」さんは、相当字が上手なようですね。書道は芸術ですから、ぜひ続けていただきたいです。
Leaf.さん
ずま君すごいですよね。お葬式に行った時に、大人でももじもじしてる中で、ひとり微動だにせず悠然とした姿勢で長時間正座していた姿に、お坊さんも「弟子にしたい」とうならせたそうです。オーラがありますよ。
そうです。「氣???」です。しかし、これに関しては私も仲間がいます。きっと先輩も「氣?????」のはず!
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