「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」はまだ観ていませんが、
デジタルリマスターされた、「赤い風船」(’56仏)が昨日、高知県立美術館ホールで上映されました。
おなじラモリス監督の「白い馬」(’53仏)と同時上映でした。
共に、約40分の映画ですので、17:50からはじまるローテーションで観ましたが、19:10には終わりました。
感動した。
ん十年ぶりに観ましたので、とっても新鮮で、新しい発見もありました。
「白い馬」から観ました。
白黒でした。舞台は南フランス。主人公は少年ファルコ。彼はおじいさんと幼い弟と川辺に住んでいて、魚や貝を採って生計をたてています。近くの原野には野生の馬の群れがいます。群れにはひときわ白い美しい馬がいます。その白い馬は、賢く、早く、強く、リーダーとして常に群れを守っています。馬飼いの男達はその馬をなんとか我が物にしようと狙っています。あるとき、馬飼い達に追われる白い馬を見たファルコはその凛々しい姿に心を奪われます。なんとか白い馬と心を通わせようとするファルコ。次第にファルコの思いが通じたのか白い馬もファルコにだけはなつくようになります。ですが、常に馬飼いの男達が白い馬を狙ってファルコのところにやって来ます。そしてついにファルコと白い馬は誰にもじゃまされない遠い世界へ消えて行ってしまいます。
あの終わり方は・・・胸に残りますね。
そして「赤い風船」
シーンごとに懐かしいと思ったり、美しいと思ったり、切ないと思ったり。素晴らしかったです。
両方とも、台詞が少なかったです。しかも短かったので、ひとみちゃんもポチャオ君もじっくり楽しめたようです。
映画好きの友人にも声を掛けていました。彼女も小さな子どもさんも連れて観に来ていました。その子はまだ5才ですが、十分堪能できたみたいで、「tiotioさん、おもしろかったね」と言ってました。
ストーリーをどんなに詳細に読んでも、トレイラーを見ても、この映画の感動は伝えられないなあ。なんでだろう。
まず、全てにおいてシンプルな映画です。ストーリーも、音楽も台詞も。そして俳優(主に子役)の表情がとっても繊細です。傷ついたり、嬉しかったり、ということを台詞ではなく、表情や些細なしぐさで物語るのです。
50年以上も前の映画なのに全く古くささがないです。
世界中の人に観てほしい。
観てる間は大人も子どももないです。みんな子どもにかえります。
4 件のコメント:
私も 「白い馬」と「赤い風船」 観ました。
大阪の第七劇場という映画館で。
「白い馬」は、わくわくしながら 観ました。
観た後、不思議な気持ちになりました。
「赤い風船」は、夢の中に入るように感じました。
「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」も 同じ所で観ましたよ。
とっても良かったです。 やさしさに あふれていました。
今、アメリカの女性歌手 Sandra McCracken の「Red Balloon」というCDに ハマッてます。
広く青い空を見上げながら、このCDを聞くのが 楽しみです。
なおきさん
なおきさんもご覧になられたのですね。短い映画でしたが一見の価値ありですよね。^^
なおきさんは、「レッド・バルーン」の方もご覧になられたのですね。そちらは未だ高知での上映予定は決まってないようです。やさしさにあふれた映画ですか。早くみたいな。楽しみだな。
サンドラ・マクラッケンさんと読むのかしら。広い青い空を見上げながら聴くなんて、きっと爽やかでこれまた優しい音楽なんですね、きっと。
なおきワールドですね。
余り映画館へ行ったりとかしないけど同じ映画を
��回〜3回見ると以前見た印象と違ってる事が
有りますよね
何故って言われても分からないけど不思議です
旅と自由を愛してるさん
そういうことってありますね。
好きな映画は何年経っても何回でもみたくなります。
そして、みる度、新しいことを教えてくれますね。
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