これは、期末の個人懇談で、ポチャオ君の先生に披露したエピソードです。
その日、子ども達は夕方から合氣道の稽古がありました。
私も用事があったので、いつもより早めに道場に行かねばならず、
子ども達には朝から
「遊びに行っても、4時半には家に居てね」
と伝えていました。
けれども、約束の時間になってもポチャオ君は返ってこず、
玄関前で仁王立ちして待っていました。
すると、自転車を引きながらポチャオ君が帰ってきました。
「おかあさん、ごめん、自転車パンクして乗れんかったき、遅くなってもた。」
とのこと。
週末、朝から近所の親戚のおじさんのところへふらりと遊びに行ったポチャオ君、
自転車がパンクしたことをおじさんに言ったらしく、
とっても面倒見のいいおじさんは、早速午後直しに来てくれました。
おじさんが、パンクしてる箇所を探しだし、
修繕して、タイヤをはめていると、
「なんか、このタイヤガムがひっついちゅうで、
ポチャオ君、ガム踏んだろうかねえ」
「あ、それ、僕がガムをくっつけた」
一同????「なぜに自分でタイヤにガムを?」
「あのねえ、あのとき帰ろうとしたら自転車がパンクしてて、僕が
『今日は早よお帰らないかんのに、歩いて帰らないかんなった。あーあ、ここでガムでもあったらなあ』
って言ったら、ふや君が、
『僕30円持っちゅうで』
って言ったがよ、ほいで急いで10円のガム買いに行ったが。
そしたら、ふや君が
『僕、ガム買う時3つ買ったら絶対1つは当たるがって』
って言って、3つ買ったが。
僕とふや君で急いでガム噛んで、くっつけた。」
とのこと。
私
「それでもパンクは直らんかったんやねー。」
ポチャオ君
「うん、もう空気が出てしまってたから直らんかった。そいで、
『あー遅かったかー』って二人で話した。」
(そういう問題ではないのだけれど)
私
「ふや君は、ガム当たったん?」
ポチャオ君
「当たらんかった」
ツッコミどころ満載の子どもの会話でした。
担任の先生も机をばんばんたたきながらの大爆笑でした。
2 件のコメント:
う〜ん。
いい味出してるな。ポチャオ君。
自力でなんとか問題を解決しようと言う
積極的、且つ行動的な態度が素晴らしい。
例え、的外れな行為だったとしても・・・
将来が楽しみですね。
ますます「爪のあか」が欲しくなるなぁ。
なるほど、彼の行動を前向きに捉えていただき、
ありがとうございます。
ふや君もさらっと「僕30円持っちゅうで」と出てくるあたりが、
少年のさわやかさが出ていて、面白いです。
おじさんが、タイヤについてるガムに言及しなかったら、
私もしらなかったエピソードです。
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