やっぱり、「男の真ん中」を覗いてみたかったので。
トカレフ
なぜ、この映画のことを思い出したかというと・・・
そこは、想像におまかせします。
主人公は幼稚園に通う一人息子と妻と3人で平和で幸せな日々を送っていますが、
ある日、自分の運転する幼稚園バスに拳銃トカレフを持った覆面男がやって来て、
息子をさらっていってしまいます。
その犯人は、逃走用に同じマンションに住んでいる男からバイクを奪います。
犯人は身代金を獲るも、息子は遺体で発見されます。夫婦の関係は次第に壊れます。
主人公はひょんなことから、バイクをとられた、同じマンションの男を疑い始めます。
その同じマンションの男を佐藤浩市が好演しています。
主人公が佐藤浩市を問いつめるところでは、居直った佐藤浩市がトカレフで主人公を撃ってしまうんです。
このキャラが、切れたら何をするかわからなくて不気味で怖いです。
一命をとりとめた主人公もしぶといです。
最後までふたりともしぶといです。
この主人公は昔、ボクシングのチャンピオンだったらしく、
演技はおいといて、体当たりでこの映画に臨んでいます。
「トカレフ」という拳銃が要所要所で神のいたずらのように彼らの目の前にあらわれます。
映画が進むにつれて、すべての佐藤浩市の策略をだんだん主人公がさとっていきます。
荒削りですが、おもしろいです。
まさに、「男の真ん中」ですね。
2 件のコメント:
阪本監督の作品と言えば・・・・
赤井英和主演の「どついたるねん」
監督デビューでしたね。
赤井英和は、演技などせずほとんど地で行ってましたね。
「亡国のイージス」は、好きな作品ですが
難を言えば、主演の真田広之が格好良すぎます。
原作では、妻に三行半を突きつけられたさえない中年オヤジなのに・・・
だからこそ、クライマックスの大活躍が生きてくるのですけどね。
福井晴敏の「亡国のイージス」が映画になると聞いて、監督が阪本監督と知って、とっても心配になったのは私だけ?
実際仕上がってみれば、なかなか良かったので一安心でした。
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