2009/01/16

モーターサイクル・ダイアリーズ

2009年はチェとチェではじまる。



なーんてCMあるじゃないですか。



「お!」って最初思いました。



なぜかというと何年か前に観た映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」がなかなか良かったからです。














「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、後に革命家としてその名を轟かせる、アルゼンチン人のチェ・ゲバラ(←愛称の一つ・本名はエルネスト・・・・・という長い名前です。)が、医学生時代に友人と南米をバイクで旅をしたときのことを、彼自身の日記をベースに映画化した、ロードムービーです。



なんでも、この旅行が彼の革命家としての運命に大きな影響を与えたと言われています。

「革命家」うん、この言葉がぴったりですね。なにしろ、アルゼンチン人なのに、キューバで革命を成功させて、その後も、他の国で革命を試みたりしたんですから。



「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、画面一杯に爽やかな青春の旅が描かれています。初めて訪れた国々の町、人、暮らし、大地がその空気と一緒に、彼の目線で伝わってきます。

清々しい映画です。後半バイクが壊れてからは楽しいばかりの旅はおわり、シリアスになってきます。ここらへんから彼らは、南米の真の姿を目の当たりにし、そこで感じたことが彼らの後の運命を左右することになるようです。



BGMがまたいい。たしか、ウルグアイの歌手がアカデミー賞をとっていたような。



そして、一番良かったのは、やはりチェ・ゲバラ役のメキシコ人の青年です。

ちょっとアイルトン・セナに似てると私は思いました。憂いのある美青年。

ゲバラといえば、ベレー帽をかぶった険しい表情がパッと頭に浮かぶ方も多いと思いますが、この映画の中では、もっと繊細で感受性が豊かな青年として描かれています。



そのイメージでもって、ベニチオ・デル・トロのチェ・ゲバラは、今の私には正直受け入れ難いものがあります。いや、ベニチオ・デル・トロさんもいい俳優ですよ。ただ、ガエル・ガルシア・ベルナルの憂いを帯びた青年役にズキュンだったもんで。



チェとチェを観る前、あるいは観たあとにいかがでしょうか。







2 件のコメント:

justitia さんのコメント...

オバマさんのオフィスには、ゲバラの肖像写真が飾ってあるとか

オバマさんにとっては、キューバ危機は既に歴史の1ページなんですかね?

ゲバラに「ねぇ君」なんて呼ばれたかったのかな?

tiotio さんのコメント...

へえー。なんででしょうね。

ふうーん。そうなんだ。