映画になるんだ。と最初に予告を何かで観たときに思いました。
NEW ORDERの前身にJOY DIVISION というバンドがあったということを
先輩が熱く語っていたのを思い出しました。
DVDになっていたので、観ました。
NEW ORDER といえば、最近ではCMで曲が使われたり、ポップジャムのオープニングテーマに一時起用されていたので、耳にした方も多いと思います。イギリスでは80年代に一時代を築いたバンドですが、そうなる前に大変な事態を乗り越えてらっしゃるそうです。
彼らはセックスピストルズにインスパイアされて本格的にマンチェスターで JOY DIVISION として活動を開始しました。
着々と周囲に認められ、いよいよアメリカツアーへ出発という朝、ヴォーカルのイアン・カーティスが自殺してしまうんですね。
1980年、彼はまだ23才でした。
映画によると、明確な遺書はなかったけれど、妻子ある身で愛人との恋愛に悩んでいたほか、持病の癲癇とその投薬治療にも相当苦しんでいたようです。
この、イアン・カーティスの書く詩と彼の独特の歌い方が聴衆を魅了していただけに、バンドは解散か?と思われそうですが、ここで、残された3人は頑張りました。
新たにキーボードが加入し、今までギター担当だった、バーナード・サムナーがボーカル兼ギターとなって、歌詞まで頑張って書き、新バンド NEW ORDER として、見事に再起するのです。
最初のヒット曲は「Blue Monday」('83)という曲で、イアンが自殺した朝の心情を綴っているそうです。
映画の話にもどります。
CONTROLはイアン・カーティスがメインです。彼が自殺するまでの話です。
主演の男の子が(最近ヤングな青年をみると「男の子」とか言ってしまうし。)めちゃうまいです。
イアン・カーティスのことかなり研究してます。独特のへんてこりんな踊りとか、雰囲気がクリソツ。今年の5月頃にこの映画とは別に「JOY DIVISION」(←これは観てない)というドキュメンタリー映画が公開されています。トレイラー見比べてもどっちがどっちが分からなくなってしまうくらい、似てます!
とにかく、NEW ORDER の現在にいたるこの活躍がなければ、イアン・カーティスも伝説の人として映画になることもなかったかもしれません。私は、ギタリストのバーナード・サムナーに一票投じたいところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿