お盆の頃となり、最近は道場に稽古に来る子も少なめです。
だから、普段よりじっくり色々な事を習っています。
横っちょで稽古を見ている私もなかなか充実した見学をさせてもらっています。
普段は師範の弟子の先生が色々教えてくれます。師範はオブザーバー的に稽古を見ています。
先生は誠実で優しくてかなり男前な方です。(女性ですが)
特に一年程前に師範が右手の指を怪我して以来、子どもの部で師範の技を観る事はあまりなかったのです。
先日の稽古では、久しぶりに師範が前面に出て技のポイントを教えてくれて、
簡単なお手本を幾つか示してくれました。
師範の技を幾つか久しぶりに観て、感動。
本当に、本当に、師範の技は素晴らしいんです。美しい、完全な円なのです。
そして今日は、師範が「今日の言葉」の解説を詳しくしてくれました。
「天命」
師範は、「結果を気にしてはいけない。できるだけのことをしたら、あとは天に任せるんだよ。」とおっしゃいました。
師範は医学部の学生達にも合氣道を教えていますが、彼らにも「学校の門を出たら、全て忘れなさい。」と言っているそうです。全力を尽くした診察や手術の後であれこれ考えてはいけない。天にまかせるんだ、と。
師範がひとみちゃんに「天命って何かわかるかい?」と質問しました。
考え込んでしまったひとみちゃんに、
「まず、現代というこの時代にあなたは生まれた。そして世界の中で日本という国に生まれた。日本人のお母さんから生まれた。高知県で生まれた。高知市で生活している。そういうことだよ。」と教えてくれました。
「天命に生き、運命に挑み、使命に燃える。」
「天命の中人事を尽くす」
「人事を尽くして天命を待つ」
「為すべきは人にあり、成るべきは天にある。」
というわけで、最近の道場は師範直伝の時間も多く、大変充実しているのです。
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