古い映画ですが、名作です。
スケアクロウ
ぜひ一人でも多くの人に観てほしい映画の一つですので
皆さまが観る気が失せちゃうほど古くなる前に
ご紹介しておきます。
スケアクロウとは「かかし」とか「みすぼらしい人」のことだそうです。
別にかかしが直接ストーリーに出てくるということはないです。
主演はジーン・ハックマンとアル・パチーノ
ジーン・ハックマン演じるマックスは喧嘩っ早くて気難しいところがある刑務所を出所したばかりの男です。
アル・パチーノ演じるライオンはいつも機嫌よくニコニコしていて優しく人懐っこい男です。
マックスが出所後、荒野の一本道にヒッチハイクの車を拾いにやって来るところから始まります。
先に来て同じ場所の木陰で道に車が通るのを待っていたライオンは
船員生活にピリオドを打って、まだ見ぬ5歳になる我が子に会うために同じくヒッチハイクの車を待っています。
マックスは最初ライオンを全く無視しますが、ライオンがライターを貸してくれたところから2人は意気投合します。
マックスは自分が始めようと考えている事業についてライオンに真剣に計画を語り、共同経営者になることを提案します。
ライオンはそれを引き受けます。
そこで彼らは事業を始める前にやっておきたいことを2人で旅をしながら済ませ、目的地に向かうことにしました。
まずマックスの妹に会いに行って、そのあとライオンの息子に会いに行くことにします。
この映画はロードムービーです。
行く先々でマックスはすぐトラブルを起こします。
あちこちで一触即発な雰囲気になってしまいます。
それをうまくなだめる優しいライオン。
性格がまったく正反対な2人。
途中妹の住む町で小競り合いから大騒ぎになり逮捕され、刑務所?みたいなとこで強制労働するはめになったり。
そこで変態野郎ととんでもないトラブルになったり。
漸くライオンが子どもに会えるというところで、奥さんに電話したら
突然の帰還にとまどった奥さんがついた悲しい嘘でライオンは精神的にダメージを受けてしまいます。
この精神的ダメージが彼には相当深く、長期療養が必要になります。
その時とったマックスの行動に、感動せずにはいられません。
私は感動しすぎて胸が痛かったです。
大好きな絵本「おおきな木」を思い出します。
カラ― 1973年
観ろ。