同じ町内会に住んでいる、わくぼさん。
お子さんが小学生のあいだは学校の読み聞かせボランティアも一緒にしてました。
私と同じ年で、出身が大阪で、関西圏出身っつーことでなんだか親近感があります。
お母さん歴は私より少し先輩です。おっとりしてて優しい関西弁で、明るくて大好きな人です。
私の住む町内会では毎年夏に夏祭りをしており、小さな町内会の割りに年配の方から若手まで皆で力を合わせてかなり頑張ってやります。バザーや花火大会は小学校区では有名で祭り当日はかなり賑わいます。
そんな夏祭りを仕切るのがその年の地区長と呼ばれる町内の子ども会の保護者代表です。
この夏祭り、かーなーりー大変ですが、わくぼさんは自分が地区長をしたあとも毎年その年の地区長を陰ながら支えてくれる頼もしくも優しい方です。
私が地区長だったときも何から何まで相談に乗ってくれて、炎天下に準備中倒れてしまった情けない私の代わりにせっせと細かい作業を進めてくれて。
夏祭り以外でも誰に対しても陰日なたなく親身に接する人です。
わくぼさんがどんな方かこれで大体おわかり頂けたかと。
さて、本題。
今日、わくぼさんから電話がありました。
「お礼が言いたくて」と。
約1年前、あるお仕事の依頼が私のところにありました。
子ども達と本をつなぐようなお仕事で、とても魅力的なお仕事でしたが、そのとき私は別の仕事で一点集中すべきときでした。私がムリなら、どなたか紹介してほしいと言われました。
私はすぐにわくぼさんが頭に思い浮かびました。彼女は突然の話で驚いていましたが、一晩よくよくご主人とも相談して引き受けてくれました。
後日、お仕事を持ってきた方からも「tiotioさん、いい人を紹介してくれて本当にありがとう。」とお礼を言われました。
今日の、わくぼさんからの電話は、1年の任期が終わったことの報告とお礼の電話でした。
「この1年間、むしろ自分が毎日子ども達に癒されに行ってるようなものだった。本当に子どもはみんないい子ばかり。色々な環境のせいでやんちゃをしてしまう事や意地悪をしてしまう子もいるけれど、でも根は優しくてみんな素直でいい子。自分がこんなに子どもが好きだとは自分でも思わなかった。4月からも子どもに関わる仕事をしたいって強く思う。自分で自分はこんな仕事をしたいって思ったのは生まれて初めて。本当にこの1年いい経験をさせてもらえた。だから自分にこの話を持ってきてくれたtiotioさんに本当に感謝してる。」
私は、こみあげてくるものがありました。
このお仕事はきっと彼女にぴったりだと感じた直感は大正解だったんだ!いつも私ばかり彼女を頼りにしていたから、なんだかすごく嬉しかったです。
私は、彼女の普段を知っているから彼女に是非このお仕事を紹介したいと思いました。真心で何事にも取り組んでいる彼女が自分で引き寄せた縁なんですが、それでお礼を言われた私は「こんなによろこんでもらえて私の方こそ感動しちゃう」です。
こんな幸福感はお金では買えないだろうな。